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福島かほり

AIR プログラム終了レポート
福島かほり

7月4日から9月1日まで、アートビオトープ那須でのレジデンス・にプログラムに参加しました。真夏とは思えない涼しい環境で、集中して作品を制作し、また那須の自然を満喫することができた二ヵ月間でした。アートビオトープ那須は、那須塩原駅から車で30分ほどの山の中にあり、7月中旬にはホタルが舞う小川や広大な畑を敷地内に有しています。近くには川遊びできる木ノ俣川や那須連山があり、茶臼岳登山を楽しみました。那須では、私が作品のモチーフにしているマトリョーシカの原型である箱根細工の入れ子や、今後の指針になるような本との出会いがありました。また、アートビオトープに集う方々と話す中で、今まで気になっていた物事同士が線繋がり、意味を持ちだし、作品制作において重要なテーマとなる発見がいくつもありました。山のシューレでは様々な分野で活躍している方々との出会いもあり、このレジデンスならではの貴重な体験ができました。そして、自然の中でゆっくりと考え、自作と向き合う時間を持てたことが大きな収穫です。期間中、アートビオトープや二期倶楽部のスタッフの方々には大変お世話になりました。生活や作品制作をサポートして頂き、思い出深い場所がまたひとつ増えました。本当にありがとうございました。福島かほり

 


2006 多摩美術大学美術部工芸学科陶コース 卒業
2008 筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻 修了

〈展示会・入選歴〉
2008 筑波大学修了制作芸術研究科長賞 受賞
2006 「中村錦平プロデュース :CLAY CONNECTION by FREETER」青山スパイラル
2008 「福島かほり展」ギャラリー山口 /「アート・ジャム」ギャラリー山口/ 「前橋アートコンペ2008」前橋元気プラザ21/「トッテのある形」多治見市文化工房ギャラリーヴォイス
2009 「Humoresque 展」登録有形文化財 市田邸
2010 「うつわ、うつわ、うつわ展」 Fujisawa Service Center Gallery/「フタのある形 Part Ⅱ」多治見市文化工房ギャラリーヴォイス/「第10 回群馬青年ヴエンナーレ2010」 群馬県立近代美術館/「Boundary layer 展」Art Lab Tokyo