Jared Bachelor
カナダ サクカチュアン州サスカトゥーン在住
コンテンポラリー・ビジュアル・アーティスト
ジャレド・ベチュラ―の活動分野は、従来のアートから嗅覚アート、インスタレーションやガラス工芸など、多岐にわたります。近年は特に香りとアートを組み合わせた創作活動に力を入れています。ジャレドはすでに世界的に活動の場を広げており、ドイツNordArtで作品を発表、またフィンランドのSerlachius美術館、ニューヨークのSheen Centerの特別研究員の資格を有しています。2018年にはカナダのアボリジニ芸術賞を受賞、さらに慶応義塾大学、ウイーン大学とロンドン大学が共催するガンマ・ヤングアーティスト・コンペティションの環境学部門で最終候補者に選ばれました。また2018年には「On a Tipped Chair」と題する絵画と香りを組み合わせたユニークな個展をニューヨークとシアトルで開催、好評を博しました。
今回のAIRプログラムでは、今までと異なった環境に創作の場を得て、今後予定されている展示会にむけての制作、特にガラスを加えた新たなインスタレーションに取り組んでいきたいと意欲を燃やしています。また以前から興味を持っている鳥類学をもとに、カナダでは見られない日本の鳥の飛翔を観察しながら、その動きや生態を作品にすることを計画しています。このプログラムの期間中は、積極的に地域のコミュニティーと関わりながら、那須の土地と環境の歴史に根差す自然の営みを反映させたアプローチに意欲的に取り組んでいく予定です。