ギャラリーカフェKantan (旧「ギャラリー&カフェ」)では、武蔵野美術大学教授・前大分県立美術館館長の新見隆氏の監修による、文学、小説や詩、音楽や美術家にちなんだ美食の風景を紹介する「レストラン・リテラチュール」ランチメニューを7月1日(水)より開始いたします。
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高級洋食の懐かしさ、あるいは、絶品クロケット
山本嘉次郎『日本三大洋食考』にも登場するコロッケは、果たしてオランダのクロケットが元祖か? 画家クレーのコロッケレシピも想い浮かべて。石倉聖二流「那須名物鱒鮭を薫製したサーモンクロケット」に、定番「合い挽き肉じゃが春夏味コロッケ」の対決。
天才前衛音楽家から、亡命ロシアまで。キャベツ愛ロールキャベツ
亡き武満徹が、最後の病床で描いた、若い頃食べた、金だらいキャベツ煮。亡命ロシア人がニューヨークで懐かしんだ、ロシア正調キャベツ・スープ。STAUBにたっぷりの、牛すじ肉旨味出汁、キャベツ出汁をどうぞ。
織田作カレーか、「絶望」的野菜微塵切りドライカレー
浪速名物「自由軒」の混ぜ込みカレーは、織田作之助『夫婦善哉』で有名に。長田弘『食卓一期一会』に登場する、野菜微塵切り、夏に抜群「絶望のスパゲッティ」をアレンジした、那須野菜たっぷりの、目玉地鶏焼き付き豪華カレー。
各¥ 1,700(新見 隆イラストカード付き)
新見 隆 Ryu Niimi
1958年、広島県尾道市生まれ。慶應義塾大学フランス文学科卒業。武蔵野美術大学教授。アートビオトープ那須文化顧問。イサム・ノグチ庭園美術館学芸顧問。元大分県立美術館館長。キュレーター、美術評論家、美術家。『キュレーターの極上芸術案内』、『イサム・ノグチ-庭の芸術への旅』(武蔵野美術大学出版局)など。2011年「ウィーン工房1903-1932」展(パナソニック汐留美術館)の監修によって西洋美術振興財団学術賞を受賞。人形、コラージュや箱、食のスケッチの展覧会を開いている。
「誰にでもできるコラージュ、プリコラージュワークショップ」をアートビオトープ で隔週土曜日に開催中。詳しくは、こちら