アートビオトープ那須(栃木県那須町)では、2022年1月29日(土)・1月30日(日)の二日間、現代工芸家によるアートワークショップを中心とするオープンカレッジ「山のシューレ 手のがっこう」を開催します。
2008年からアートビオトープ那須で開催されているオープンカレッジ「山のシューレ」。今回の「山のシューレ 手のがっこう」では、日本を代表する現代工芸家である高橋禎彦氏(ガラス)と川端健太郎氏(陶芸)によるワークショップを中心に、人形作りやダンスに関するトークイベント、ダイニングテーブルなど、実際に手を動かすなど五感でアートを体験するプログラムを開催します。会場では同時にマルシェ(入場無料)も開催され、誰でも気軽に参加することができます。
【開催概要】
会期:2022年1月29日(土)・1月30日(日)
会場:アートビオトープ(栃木県那須郡那須町高久乙道上2294-3)
詳細及び申込:「山のシューレ」特設サイト https://www.schuleimberg.com/
川端健太郎ワークショップ「素材のエロス、生まれる形と色」
内外で評価の高い気鋭の陶芸家、川端健太郎さんは、「手びねり」での成形が難しいとされる磁土の名手です。土の声を聴き、生き物のようなユニークな作品を生みます。川端作品の持ち味、磁土に色ガラスを埋めるのを学んで、「手びねり」で盃や皿などをつくります。土という素材の多彩な姿に、じっくり浸りましょう。初体験者、大歓迎。
日時:1月29日(土)14:30~17:30、1月30日(日)11:00~14:00
ご参加費:8,800円(税込)材料費込・送料別途
会場:アートビオトープ那須 陶芸スタジオ
対象:中学生以上
※作品完成まで3か月ほどかかります。
【川端健太郎プロフィール】
1976年 埼玉県さいたま市に生まれる
1998年 東京デザイナー学院工芸工業科陶芸コース卒業
2000年 多治見市陶磁器意匠研究所修了
受賞歴
2001年 織部の心作陶展 大賞
2002年 益子陶芸展 審査員特別賞
2004年 益子陶芸展 加守田章二賞
2007年 パラミタ陶芸大賞展 大賞/三重
その他個展・受賞多数
高橋禎彦ワークショップ「ジャズの風、吹きガラスの息吹」
「自在で軽やかな音楽を身体で感じて『踊り出すような』」 ガラス表現で知られる、吹きガラスの第一人者・高橋禎彦さん。少人数で、即興的に、ガラスの火玉を手玉に取ります。高橋禎彦さんによるデモンストレーション、吹きガラス技法などを使って参加者全員での共同制作(1点)と、個人でのガラス制作体験(1点)あり。初体験者、大歓迎。
(共同制作作品は完成後、アートビオトープで展示)
日時:1月29日(土)11:30~13:30、1月30日(日)14:30~16:30
ご参加費:6,600円(税込)材料費込・送料別途
定員:各回6名
会場:アートビオトープ那須 ガラススタジオ
対象:中学生以上
※作品の受け取りは翌日11時以降となります。ご希望により発送も承ります(送料別途)。
【高橋禎彦プロフィール】
1958年 東京都生まれ
1980年 多摩美術大学美術学部立体デザイン科卒業、多摩美術大学美術学部立体デザイン研究室副手
1982-84年 グラスハウスアムヴァサートゥルムエ房アシスタント(ラインバッハ、ドイツ)
1985年 神奈川県相模原市に工房開設
個展「高橋禎彦playtime」(富山市ガラス美術館、2021年3〜6月)など、個展多数。
現在 多摩美術大学教授
芳賀直子「伝説のバレリーナ、アンナ・パヴロワの映画上映&トーク」土曜夕べのアペリティフ・トーク
【芳賀直子プロフィール】
東京生まれ、ベルギー、鎌倉育ち。日本でも数少ないバレエの専門研究をすすめる一方、バレエ関係のキュレーションや、京都の祭りの本や、宝塚やダンスの企画にかかわるなど、舞台芸術全般にわたる幅広い活動を意欲的におこなっている。naokohaga.com
日時:1月29日(土)18:00~18:45
ご参加費:2,750円(税込) 宿泊者無料
会場:アートビオトープ那須 カフェKantan
対象:小学生以上(小学生は保護者同伴)
新見隆ワークショップ「誰でも楽しめる、人形コラージュ」
人形づくり?技術や手間がたいへんと思っていません?ダダの作家たちは無手勝流で名品珍品を生んだ。興味津々、キュレーターの秘伝伝授。布の端切れを、チクチク針と糸でつなぎ合わせ、誰でも楽しい、人形=コラージュです。
日時:1月29日(土)14:30~17:00
ご参加費:3,300円(税込)材料費込
定員:8名
会場:アートビオトープ那須 レジデンスロビー
対象:小学生以上(小学生は保護者同伴)
作品お渡し:当日
【新見 隆プロフィール】
1958年、広島県尾道市生まれ。慶應義塾大学フランス文学科卒業。武蔵野美術大学教授。イサム・ノグチ庭園美術館学芸顧問。元大分県立美術館館長。キュレーター、美術評論家、美術家。『キュレーターの極上芸術案内』、『イサム・ノグチー庭の芸術への旅』(武蔵野美術大学出版局)など。人形、コラージュや箱、食のスケッチの展覧会を開いている。
芳賀直子(舞踊史家)+新見隆ワークショップ「バレエとダンス、二十世紀の華(レクチャー)+人形コラージュ」
新見隆さんと芳賀直子さんによるレクチャーのあと、人形コラージュを制作します。好きなバレリーナや、ダンスにちなんで(音楽でも)、裂地を針と糸でコラージュして、人形づくり。
日時:1月30日(日)11:00~14:30
ご参加費:4,400円(税込)材料費込
会場:アートビオトープ那須 レジデンスロビー
対象:小学生以上(小学生は保護者同伴)
作品お渡し:当日
アートビオトープマルシェ
日時:1月29日(土)、1月30日(日)11:00~15:30
カフェKANTANランチ 12:00~15:00
会場:アートビオトープ那須 レジデンス中庭
「手のがっこう」ダイニング
料理家・茂村美由樹さんをお迎えしてのダイニングテーブルをご用意。カフKANTANシェフ・石倉聖二とのコラボレーションでお届けいたします。
講師と共に皆で楽しくテーブルを囲むひとときは、山のシューレの醍醐味です。
会場:アートビオトープ内レストランμ
【茂村美由樹プロフィール】
大阪府茨木市出身。料理好きが高じ20代から和食、洋食問わず料理教室に通い、 京都の料亭や⻄洋料理のシェフの料理教室に通う。 2015年一念発起してル・コルドンブルー代官山校料理コースに入学。 2017年ル・コルドンブルー料理ディプロム取得。2020年同校の菓子コース卒業。グランディプロム取得。 料理教室、飲食店の商品開発、ケータリングなどを行っている。 InstagramID: miyu_25
日時:1月29日(土)19:00~
ご参加費:13,200円(税込)
【山のシューレについて】
2008年から栃木県那須高原山麓・横沢地区で毎年開催されている「山のシューレ」は、各界で活躍する方々を講師に招き、幅広い年代に向けて様々なプログラムを展開しています。テーマは自然、美術、哲学、経済学、文学、生物学、デザイン、音楽、建築学など多岐に亘り、講師と受講者が職業や領域、国境を超えて集い、交感する場所として、今では全国から多くの参加者が集まる人気イベントとなっています。