森夕香さんは、幼少時より仏教の考え方に親しむなかで、自身の身体との連続性のなかに自然を捉えることに関心を持ち、その流れるような一体感の表現を日本画の技法を用いた現代美術として試みています。その作品は単なる自然の描写ではなく、日本人の身体感覚や、かつての日本人が捉えていた「人間ならざるもの」についての視点をもとに、自然が持つ目に見えないものやアウラ的なものの世界と、人間的な目に見える世界との関係性を表現するものです。
2014 年3月 京都市立芸術大学 美術科 日本画専攻卒業
2015 年10月 パリ国立高等美術学校 派遣交換留学
2016 年3月 京都市立芸術大学大学院修士課程 日本画専攻 修了
2017年7月 個展「明ける/Dawning」をLOKO GALLERY(東京)にて開催。
2018 年10月 個展「湿った午後の黄色い部屋」同時代ギャラリーコラージュ(京都)にて開催。
2019 年11月 個展「蔓延る脈」をGALLLERY SUJIN(京都・元崇仁小学校)にて開催。
2021年7月 個展「雨中の肖像」同時代ギャラリー(京都)にて開催。