鉛筆画から出発して、重ね塗りによる多層の深い空間と、静謐な精神性の高い抽象で評価の高い画家、関根直子さんが、那須で制作滞在(ARTIST in RESIDENCE)をします。
パリ滞在やラスコー壁画の体験、アメリカでのロスコ・チャペルの体験などを取り入れて、近年ますます、コラージュへの展開や画材の広がりを精緻に冒険している中堅画家です。
滞在期間:2021年10月23日(土)〜11月9日(火)
滞在記念ワークショップ
自然で描く、那須の気配を描く──石や葉っぱ、枝で描く庭の景色
那須の石や木の枝、葉などを使って、思いおもいの素敵な庭を描きます。
写生ではありません。自由に、いろいろの「描く」、をやってみましょう。
石で引っかく、葉や枝に絵の具をつけて、転がす、線を引く。
押しつけスタンプしたり。水や木の動きをイメージしたり。使った石や枝も画面においてみたり。
自然の空気を、あぶりだします。初心者も気楽に参加してください。
日時 :2021年11月6日(土)14:00〜16:00
参加費:1,500円(宿泊者無料)
定員 :10名
対象 :小学生以上(小学生保護者同伴)
当日お持ち帰り可能
関根直子
2001 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了
2013 文化庁海外研修制度 研修員 フランス・パリ
現在 武蔵野美術大学油絵学科講師
〈最近の主な個展〉
2021「関根直子線・色・イメージ」Pierre-Yves Caer Gallery パリ
2018「風景の作用─The Action of Scenery」GALERIE ANDO 東京・松濤
2017「Sekine Naoko」展 MA2Gallery 東京・恵比須
2016「終わらない庭─Act of Scenery」GALERIE ANDO 東京・松濤
2015「ここに、はての、拡散した1」MA2Gallery 東京・恵比須
2014「言葉の前の音」GALERIE ANDO 東京・松濤
2012「先行するものたちへ─Naoko Sekine Creations in 1999」 第一生命南ギャラリー 東京・有楽町、他グループ展多数
〈受賞〉
2008 府中市美術館賞、VOCA展2008
2002 トーキョーワンダーウォール賞、トーキョーワンダーウォール公募2002
〈パブリックコレクション〉
府中市美術館、東京都現代美術館、竹田市立図書館